そば湯が薄くてラッキー

料理人の友人からこんなことを聞かれたました。
「その日の最初のお客さんのそば湯ってどうするの?」と。
「一番きれいなそば湯を出すだけだよ。」
近頃はドロドロの濃いそば湯を売りにしたお店なんかもあるせいか、
一度しか入ったことのない店に対して、
「あの店はそば湯が薄くて残念」
なんて意味不明なこと言うひとも多いようなので敢えて書きますが、

「そば湯って蕎麦を茹でたお湯ですよ!茹で釜がドロドロだったら蕎麦も美味しく茹りませんから!」

そば粉を溶いてみたり、いろいろ工夫をしてるお店もあるかもしれませんが、本来はただの茹で湯の再利用なんです。
そもそもそば湯も湯桶も知らない方もいまして、「蕎麦茹でたお湯なの!?ウエ~ッ!」なんて場合もあります。蕎麦をほとんど食べない地域にお住まいだったり、食べる習慣がなければ無理もない話です。

栄養士の資格を持つ妻によると、
「そば湯には蕎麦から溶け出たルチンというポリフェノールが含まれています。このルチン、抗酸化作用もありますし、血圧や血糖値を降下させる働きもあるという優秀な栄養成分です。他にも吸収率の高い水溶性のタンパク質やビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、コリンなどもお湯に溶け出しています。」
だそうで、とにかくカラダによさそうです(笑)(ルチンは難水溶性だという情報もあるので、どの程度そば湯に含まれているかは私もよくわかりません。)
それにしても、残ったつゆを茹で湯で割って飲むなんてことを思いついたひとは素晴らしいですね。なにより美味しい!信州での習慣が広まったのだそうです。
そば湯があるのとないのでは満足感が違いますね。
そして、うちでも人気の『焼酎のそば湯割り』はカラダにやさしい飲み方といえるかな(?)

コンディションのいい澄んだお湯でで茹でた蕎麦を食べたいか。どうしても濃いそば湯を飲みたいか。価値観はそれぞれだと思いますが、
そば湯にこだわるのならば、
「この時期の○曜日の○時に行けばたいがい好みのそば湯が戴ける。」
くらいの事がわかるような常連になってもらえたらなと思います。

P.S.
『そば湯の美味しいところは上澄み』って話もしたいですね。

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